回復耐久

・解説

神属性の高いHPを活かし、回復スキルで固めた長期戦向けの戦術です。
基本的にATKが低い神属性寄りのデッキになり、攻めは考えず盤面を最後まで埋めて最終的なHPの残量で勝利します。

回復バフを用いて回復量を底上げしたり、最大HPアップのスキルを使用してさらに相手とのHP差を広げるのも有効な手です。「シーラーザード」が登場してからは、最大HPアップの重要性が見直されましたね。
耐久という面で考えれば、盾やデバフを織り交ぜてしまっても大きな効果を得られます。相手のコンボを許してしまうような場面になった時は、これらのスキルの方が被害を最小限に抑えることができます。
盤面で勝つことが重要になりますが、デッキの総回復量が多い場合は相手に盤面で負けてしまっても、無理やりコンボを繋げたりなどして回復し続けていると勝つことができます。

相手を攻めない戦い方は、「HPが~%以下の時発動」「HPが減少しているほど効果UP」等が発動条件のスキルをほぼ無効化してしまうという効果があり、実は相手の戦力をも抑えてしまう可能性も秘めています。
また、最後まで一切攻めないことにこだわらずとも「最終的なHPの残量で」勝負を決めることを考えれば、最後の一手で大きな一撃を与えるのも有効で、「バステト」、「アンドロメダ」、「ベガ」をデッキに忍ばせておくのもありです。ただしこれらトドメ枠は1枚にしておきましょう。

「弱点」にも記しておきますが、序盤に大きな回復量を得るスキルが少ないのが心もとないところで、相手からの「速攻」を考慮するなら「闘化アールマティ」「キムン・カムイ」「マイヤ」を入れておくといいでしょう。

キーとなるS駒が揃わなくても、イベントやクエストで入手できるA駒を集め、ガチャで数体A駒を引ければ回復主体のデッキには仕上がるため構築難易度は低めです。

・弱点

「フレデリカ」が天敵です。終盤に回復量の高いキャラを残してしまっていると刺さります。ほぼ見かけたことはないですが…。
回復耐久は盤面支配が最も重要です。特に回復スキルは「ブリス系」が多いため、場の自分の駒の数が回復量に直接関わります。
盤面支配に失敗した場合、つまり相手のキャラ駒が場に多く自分のキャラ駒が盤面に少ない場合は、「回復デッキ」「毒デッキ」に対し不利になります。

また、「場の自分の駒の数が回復量に直接関わる」と前述した通りで、序盤は満足な回復ができないということになります。
つまり竜デッキ等で速攻を仕掛けられた場合、その損害を上回る回復を得ることができずジリ貧となって負けることがあります。

・この戦術への対策

回復耐久が相手となった時は、長期戦を覚悟せざるを得ません。

同じ土俵に立って盤面対決をするのもいいのですが、最終局面で「バステト」、「アンドロメダ」、「ベガ」を出されてしまうと被ダメージがかなりきついので罠や防御で特殊ダメージ対策ができるとベターです。
「バステト」、「アンドロメダ」、「ベガ」の対策としては、「玉藻前」、「ドルシー」の手駒操作も有効です。序盤に大駒を出させてしまう手です。

相手のHPが高いのを利用して、「フルカス」や「ヨシノ」のスキルを刺すのがとても有効です。序盤にHPを大きく減らすことができれば、相手が「シーラーザード」を出すことによってさらにHPを削られることになります。
同じ要領でダメージBマス精製スキルも大きな効果を得ることができます。この二つを兼ねそろえているのが「ヨシノ」ですね。

トリッキーですが対策としては最強である「フレデリカ」のアンデッドスキル。コンボスキルも併せて考えると、扱いが難しそうですが…。スキルの有効なターン数を考えると、場が煮詰まっている終盤にポンと置いてしまうのがいいと思います。
手駒選択の余地がなくなってきているときに、アンデッド状態で「イシス」、「天照大神」、「ケット・シー」を引き出せれば成功です。

竜デッキでの速攻も有効です。
駒数が少ないうちは相手の回復量が少ないはずですので、回復が追いつく前に倒し切ってしまうという戦い方です。

・キーキャラ

スキル・コンボに回復を持つ駒がキーになります。
適正評価はスキルが回復量や耐久に貢献するか、スキル発動条件が緩いか等で決めています。
攻撃型のスキルに関しては、序盤からあまりに威力が高いなどでなければ基本的に評価の対象にしていません。
盾、デバフ、最大HPアップスキルのみで、回復スキルを持たないキャラは評価の対象としていません。